新着食財情報

寺尾進太郎 南高梅

TEL:090-7570-1403

「おいしい」の笑顔を増やすことが、僕の目指す農業。

農業戦隊タガヤスンジャーを率いるリーダーは、赤く燃えている!

高校時代から進路は「農業」と決めていた寺尾さんは、ご両親が経営する「寺尾農園」の後継者。幼い頃から身近にあった農業。就農することは当たり前で自然なことと思っていましたが、農業大学校で学び始めた頃から、それは「絶対にやりたい仕事になった」のだそうです。
経営面では、ご両親が作った基盤があり、ずっと農業を手伝ってきたとことで経験も十分。しかし、「農業大学校で同じ夢を持つ同世代の仲間に出会ったことで、気持ちの部分が大きく前を向いた」そうで、現在の彼を作り上げるきっかけだったとも言えます。
同級生だった仲間とともに立ち上げた青年農業者グループ「農業戦隊タガヤスンジャー」の「タガヤスンジャーレッド」としてメンバーを牽引。忙しい農作業の合間をぬって、地元飲食店でのイベント参加や、首都圏での販促活動を積極的に行っています。家族経営とは別の世界を持つことで、悩みや苦しみ、喜びを共有し、新しいチャレンジができるという恵まれた環境の中にいます。
「仕事を楽しんでやる」という姿勢も、イマドキの青年農業者らしいところでしょうか。

広大な梅畑は、イノシシが遊ぶ急斜面?!

四国中央市(旧土居町)は、古くは伊予柑など柑橘栽培が盛んでしたが、価格低迷の中で多くの農家が「梅栽培」へと切り替えを行いました。ちょうど寺尾さんが誕生した今から25年前に、寺尾家でも梅の木を植え始めたのだとか。当時は単価もよく、適地であったことから産地として栄えましたが、現在は農家の高齢化もあり徐々に減少しつつあるそうです。
寺尾農園の80aの梅畑には、古くからの品種「南高」を始め、「梅郷」「竜狭小梅」などがゆったりと植えられていますが、驚くのはこの急斜面。水はけが良く、地面を乾燥気味に保てることで、梅の味が良くなるだけでなく、年間通して風の通りが盛んなため、湿気やカビなど「病気の原因」を停滞させることがありません。結果的に農薬が減り、低農薬と無化学肥料での栽培が実現しました。一般的な防除回数の半数以下にとどめているとは驚きです。
また、除草剤を使わず夏と冬に3~4回草刈りをしています。雑草である蔓の根っこが大好物のイノシシが頻繁に現れるのだとか!イノシシも快適な環境を良く知っています。

新しい品種への思い。自分の目ざす農業への思い。

梅栽培以外にも、契約栽培のゴールドキウイや新品種柑橘の栽培にも力を注ぐ寺尾さん。
「紅まどんな」の商標で知られる愛媛果試第28号。まろやかな食味ととろける甘さで、県外のお得意様にも大人気だというこの柑橘は、これまでオリジナルの名前をつけずに販売していました。今シーズン、満を持して名づけた名前が「はぴおれ」。「おいしい!」の笑顔を広げたいという理念から「ハッピーなオレンジ」という意味なんだそうです。タガヤスンジャーのオリジナルブランド商品としてスタートします。
今後、タガヤスンジャーのメンバーみんなの野菜や果物を販売できるショップをオープンさせたいという夢の実現へも、着実に進んでいる実感があるようです。
地元飲食店などの要望に応えるため、果樹以外にも小松菜やその他の野菜類にも挑戦している寺尾さんは、「ただ作ったものを売るのではなく、自分らしい何かを一緒に届けたい」と言います。家族や仲間に囲まれて、「笑顔を増やす」農業の形を模索し続けています。

 

 

 

寺尾さんが就農するまではご両親とお祖母様とで運営していた広大な農園。そこに体力・やる気に満ちた若者が加わったのですから、そのパワーは想像以上のものです。
一般的に梅干用の梅は地上に張った網の上に落下した実を拾って収穫しますが、この斜面ではすべて転がり落ちてしまうので無理。完熟ぎりぎりを見極めて、手もぎしているのは納得とはいえ驚きです。
実際に手で収穫した上、選果を厳しくしているため必然的にレベルが高くなり「美しい」と評判に。関東方面の売り場でも指名買いされるほどの品質を誇っています。
直売所へは完熟気味で、首都圏の飲食店には若めで出荷するなど、顧客の好みに合わせてきめ細かく商品化することで満足度を上げる手法は、さまざまな研修会や交流会で得たアドバイスによるもの。知識、経験だけでなく、意欲的に情報を出し入れすることが、若手農業者の成功のステップであることは間違いないようです。

当然のことながら一粒一粒手もぎする梅。高いところは脚立を使って採ることも。小さい果実ゆえに過酷! 青梅の採り頃の見極めは難しいもの。ゼリー状から乳白色になった種の際がクリーム色に着色すればベスト。 100aを越すキウイ畑では、ゴールドキウイがすくすく生育中。果樹に強い寺尾農園の稼ぎ頭です。
もっと美味しく!食財メモ

梅干用には甘い香りがする「完熟梅」を使いますが、ご家庭で簡単にできる「梅酒」や「梅シロップ」には固い青梅が最適。中でも特に手軽な「梅シロップ」は手間いらずで小さなお子様からお年寄りまで楽しんでいただけます。
清潔な密封容器に、青梅と氷砂糖を入れるだけ。梅のエキスが染み出したら出来上がりです。水やソーダで割れば、手作りの「健康ドリンク」のできあがりです。
青梅は一度そのまま凍らせてから作ると、エキスの染み出しが早くなります。
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