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小林果園 媛一みかん

TEL:0894-37-2247

愛媛一、日本一のみかんを作る使命を背負った男。

堂々と「日本一のみかん」を名乗るみかん産地がある。

日本を代表するみかんどころ愛媛。生産量・品質ともにトップクラスであることを誇りに思わない愛媛県人は少ないと思いますが、その生産者であれば思いはなおさらのこと。
愛媛県の中にも数多くのみかん産地が点在しますが、古くから「日本一のみかん」と名乗って憚らないのが、果物流通では日本最大の大田市場において毎年「日本最高峰」の評価を得る「日の丸みかん」の産地です。
日の丸みかんの故郷・八幡浜市向灘地区は、ごらんの通りの「完全海向き」。なんとほぼ全ての園地が南向きで、まっすぐに水平線を臨んでいるのです。
東西数キロにもおよぶ帯状の日当たりのよい園地は、これまた見事な段々畑。水はけの良い急斜面であることは、最高のみかん作りにおいてとてつもないメリットでしたが、それに気づいたのは先人たち。みかんにとって最適な地形・気候であったことだけに終わらず、100年以上も昔から様々な栽培のノウハウが蓄積され続けているのです。
小林果園は、この八幡浜市向灘地区に広大な園地を持ち、長く「日の丸みかん」のブランドを支えてきました。

3代目としてやるべきこと。受け継ぐことの意味。

小さい頃からお祖父さん、お父さんの働く姿を見て育った小林さんにとって、みかん作りはとても魅力的なことであり、高校卒業後は迷わず後継者としての道を選びました。
日本一のみかんを作るという喜び。ブランド産地を支えるという誇り。生まれ育った向灘という「財産」を受け継いでいくという責任。その全てが小林さんの原動力でした。
しかし、共選(多くの生産者の農作物をひとまとめにして選果し、ひとつのブランドとして出荷する)というシステムの中では、「本物の百姓にはなれない」と感じ始めました。自分が作ったみかんの本当の評価が知りたい。自分でその対価を得るまで責任を持って見届けたい。歴史ある大きなブランドを支えるという役割と、本物の百姓としてやりがいを持って生き残るという意味。重い決断の後、小林さんは「小林果園」として産地を守り、自分自身の可能性に賭けるという人生を選択したのです。

「四つの太陽」を持つ産地に、もうひとつの太陽が。

日の丸地区のみかんが美味しい理由として「4つの太陽」が挙げられます。
一面南向きの園地には「太陽光」が真正面から当たります。さらに鏡面のように穏やかな宇和海からは「反射する太陽光」が照り返します。
また、向灘の段々畑は先人が石を積み上げて作ったもの。豊富な日照で石に蓄えられた「太陽熱」が、園地を下から温めることでしなやかな樹を育てます。さらに地面を覆うように敷き詰められた「マルチシートからの反射光」。直接的な照り返しは、みかんを美しく色づけます。
ただでさえこれほど恵まれた最高の立地条件。しかし、小林さんにはさらに「もうひとつの太陽」があります。それは、みかんへの「情熱」。自分を育んだ、そして守るべき大切な「みかん」への愛。小林さんはあえて「御蜜柑」と呼んでいます。
お祖父さん、お父さんから受け継いだかけがえのない園地とその技術を、最愛の奥様との間に今後生まれるであろう未来の4代目に引き継ぐその時まで、その情熱は絶えないことでしょう。

これ以上はないと思われるほどの最高の立地条件でのみかん作り。全て南向きという環境では、当たりはずれがなく「どこを食べても美味しい」はず。じゃ、栽培の工夫ってなんなんだろう?と気になったところ、「昔と比べて樹をいじらなくなった」とのこと。土地が浅いので樹勢管理に気を使い、しなやかな樹に仕上げる。そして共選時代には大玉が良しとされたが、できるだけ小玉で美味しく仕上げる。そんな風にきめ細やかに「環境を手助けする」程度なのだそうです。
「親子が一緒にみかんをやれるのは、せいぜい10~15年。」とお父さん。その間に伝えられる技を全て伝え、大きく強く育てなければならないのだとか。長年の経験・歴史があるからこそ、大切に受け継がれていくのかな、と実感しました。
味が濃くて豊潤。まろやかな甘みで評価が高いみかんを丸ごと絞ったジュースが人気です。水を一滴も使わないのはもちろん、果肉だけを絞った果汁に、更に皮ごと丸ごと絞った果汁を独自の製法でブレンドしているところがミソ。香りと風味が立ち、みかんらしい味わいが楽しめる、驚きの一本です。

みかん畑から海を臨む。そこをゆったりと船が横切る。幸せな風景。ここはありがたい宝の山のような場所です。 「この時期にこれをやらんといかん」という仕事を当たり前にきちんとやることこそがコツ、とお父さん。深い! これが噂の「媛一」ジュース。愛媛で一番に、という願いがこめられた小林果園のブランド名です。
もっと美味しく!食財メモ

ただ甘いだけのみかんでは、美味しいジャムにはなりません。ベースとなるみかんの味に深みがなければ「甘苦い」仕上がりになってしまいます。洗練された味わいに仕上げるには「酸度」がポイント。すっきりとしたみかん味が、媛一ジャムでも体験できます。
パンやクラッカーに載せて食べるのはもちろん、紅茶とあわせても絶妙です。
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