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ヤマサ園芸 温室ぶどう

TEL:0898-68-5508

新しい栽培法で、他にはないぶどうを優しく育てる「兄さん思いの三男」。

多品種栽培だからできる「三色ぶどう」。これで行きます!

こちらは佐伯さんご自慢の「三色ぶどう」!
一度に3種類の味を楽しめるのは嬉しいものですが、こうして色や熟期の違うぶどうの「美味しさのピーク」を揃えるのはとても難しいことです。
実は、各色のぶどうをそれぞれ何種類も栽培しているため、品種を移行しながらシーズンを通して三色にしているのだとか。ヤマサ園芸が手がけるぶどうの品種は、なんと15種類を超えるのです。
3年前まで人材ビジネスの営業マンをしていた佐伯さん。地元周桑では大きな農家であるヤマサ園芸の三男坊で、「農業をやりたい」という熱い思いを抑えることなくUターン就農しました。こちらでは柑橘や特産品でもある柿、いちじくなど多品目にわたる果樹を大規模に栽培しています。すでに就農していた二人のお兄さん達はもちろん、40年以上という長いキャリアを持つお父さんを師匠に迎えて佐伯さんが取り組んだのは、ヤマサ園芸の代表品目でもある「ぶどう」。そして愛媛ではまだ誰も経営的な栽培に取り組んだことがなかった、新しい栽培方法でした。

もぎたて&採りたてにこだわるのは、本当の美味しさを知って欲しいから。

それは「根域制限栽培」と呼ばれるもので、これまでのぶどう栽培とは見た目も中身も全く違う栽培方法。長くぶどう作りを続けてきたお父さんの代で基盤が作られ、佐伯さんと長男の忠彦さんとで本格的に始動させたものです。
ヤマサ園芸は多品目の果樹狩りが楽しめる珍しい観光農園としても知られており、特にぶどう狩りにはシーズン中1000名を越えるお客様が来園します。一般に流通するぶどうは、設定された糖度ラインや色味に達したものを、棚もちを考慮して早めに収穫して出荷しますが、こうした観光農園ではギリギリまで完熟させたものを採ってすぐ食べることが出来るので、同じぶどうでも美味しさの「感動指数」が全く違います。
本当の美味しさを知ったお客様は、年々新たな感動を求めて来園するのだそうで、「年を経るごとに農園として進化しないといけないと思っています。」とのこと。品種を増やしているのもそのためで、人気のシャインマスカットや二色のネヘレスコールなど希少なものをはじめ、ユニークな形のフィンガー系などを次々と取り入れています。

ぶどうが美味しくなる環境をとことん追求したハウスは、人にも優しい。

根域制限栽培を行っているハウスに入って驚くのが、それらの色や形の全く違うぶどうが非常に近い位置で折り重なるように実っていること。通常の栽培ではあまり見られない光景ですが、それはほとんど「土を使わない」状態で栽培ができるから。
プランターのように見えるわずかな土壌に、早い段階で細い根をしっかりと広げて樹を作ることで、完璧な水管理が可能になり、味、色ともに高品質なぶどうに仕上げることが出来るといいます。わずか2年でこの大きさに成長し、沢山の実をつけた様子は、地元の試験場関係者も驚くほどで、樹勢が強く管理が困難な品種でさえ、根域を制限することで養分が早く実に届き、素直に成長するのだそうです。また、コンクリートの倉庫でも設置可能で、通常は病害の元となる落下した前年の葉や蔓を一気に掃きだすことができるため、清潔感を保つことが出来ます。
湿気が溜まらず通気のよいハウスは、ぶどうにとって快適な環境であると同時に、ハイヒールや車椅子はもちろん、小さな子供がハイハイしても楽しめるぶどう園となりました。この夏も沢山のお客様の笑顔が見られることでしょう。

 

初めて根域制限栽培の様子を見せていただいた時、「ほんとにこれでぶどうができるの?」と内心信じられない気持ちでした。箱庭のようなわずかな土からヒョロヒョロとした枝が伸び、とても「ぶどう園」というイメージではなかったからです。春から夏と、たわわに房がぶら下がる光景を見た時は、佐伯さんが何か魔法(笑)でも使ったのではないかと思ったくらいです。
もちろん魔法ではなく、これは日々の行き届いた管理の賜物。真砂土に細い根を張り巡らせ、限られた肥料と水のみの栽培は、確かに味は上がりますがあまりにも高リスク。どの作物でも細根を生かすことは高度な技術を要し、片時も目を離すことができないほど小さなミスが命取りとなります。就農して2度目の夏という佐伯さんがここまでの畑を作ったことは、偉大な師匠が身近にいることは当然ですが、常に「先へ先へ」と目標を置いているからこそ。お客様の期待に応えたいという思いが、28歳という若い農業者の成長を大きく後押ししています。乳酸菌を利用した土作りや減農薬栽培への挑戦などの地道な努力も、決して彼を裏切ることはないはずです。

根域制限栽培はプラスチック段ボール製の一見すると簡易的なキットに見え、本当にこの土の量で?と思うほどにコンパクト。 外は雪がちらつく厳寒の1月。カラカラに渇いた細い枝に、発芽剤を丁寧に塗る地道な作業。本当にここでぶどうが実るの? 夏。葉を小さく育て、枝を出す間隔を狭くすることで収量が大きくアップ。初期の生育に最も技術が必要な栽培方法です。
もっと美味しく!食財メモ

県内に点在する他のぶどう観光園との大きな違いは、清潔なハウスであることと、やはり圧倒的な多品種ぶり。ぶどうの味の違いはわかりやすいので、実際に足を運んで食べ比べてみる価値はアリ。地方発送にも気軽に対応してくれます。
さらにヤマサ園芸の人気の秘密は「動物園」!園内にはぶどうの品種数を上回る(?)可愛い動物達が暮らしていて、実際に触れ合うことができるのです。自然の中でのんびり過ごす時間の大切さを実感できる観光農園です。
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