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株式会社西田興産 サラダ野菜

TEL:0893-25-0211

システムごと引提げて参入!本気の農業で野菜をもっと身近に届けたい。

必ず成功するために必要なことは何か?そして生まれた自社製システム。

「植物工場」という言葉に、どういう印象をもたれるでしょうか。
露地栽培とは違うと言う意味から、閉鎖的、不健康というマイナス面をイメージされる方も多いかもしれませんが、今や「気象条件に左右されない」「計画的で安定した収量が確保できる」「不純物が混入しない」という、時代に求められる要素を兼ね備えた唯一のものとなったと言ってもよいかもしれません。
宇和島市津島町に今年完成した植物工場では、株式会社西田興産の培地冷却型養液栽培システム「オーガベンチャー」が稼動しており、広々とした工場内で、ほうれん草や水菜、小松菜やハーブ類の他、スイスチャードやルッコラなどのサラダ野菜がスクスク成長しています。このシステム、実は県内建設大手の西田興産が農業参入するにあたり、全国の既存の水耕栽培システムをじっくりと視察、研究した後に「必ず成功するシステムは、自分たちで作るしかない」という結論に達し生まれた唯一のシステムで、平成23年7月には特許取得に至っています。
植物工場分野において千葉大と並ぶ先進的研究を進める愛媛大学農学部とのコラボにより、愛媛発の栽培技術がクローズアップされています。

求めたのは「低コスト」「高収量」。水耕を超えた理想の栽培システム。

従来の水耕栽培システムは導入数が少ないことから、高価格で運営維持管理経費も膨大。また、外気温の影響で溶液内の酸素量に限界があるために、常に健全な生育が保証されているわけではありませんでした。
農業に踏み込むからには、高品質なものを作り確実に結果を残したいという思いで、平成17年、思い切った先行投資で県と共同でのシステム開発に着手します。
翌年には大洲市内に自社モデルハウスを建設し、実証を進め、さらにはシステムの導入から生産された野菜の販売までを支援するフランチャイズ展開を開始。県内の農家が取り組み、大きな成果をあげています。
水耕栽培の弱点をカバーするための「専用培地栽培」では、根域の温度調節が困難だった従来の培地栽培の欠点をもクリアにする局地加温・局地冷却が可能で、サラダ野菜にとって悩みの種だった夏場の温度コントロールが容易に。また、適度な酸素供給と、出荷前の水切りが徹底できることで、収穫後の日持ちが良くなり、まさに水耕栽培と土耕栽培の良いとこ取りが実現しました。安定した収量が得られるため、土耕栽培と変わらない価格で販売することも可能となりました。

初心者でも農業の最前線に立てる!小型植物工場は身近な農業を実現する新ツール。

宅建事業から農業担当となった大石部長は、農業の経験は全くなかったのだとか。「大洲のモデルハウスがアパートなら、この植物工場は高級マンション。広々して設備も完璧ですよ。」約2000㎡でベッド数が40という広大な工場内にいるのは、大石部長ともう一人のスタッフだけ。農業未経験の少数スタッフでも、安定した品質のサラダ野菜を次々と作り出せるという事実に驚きです。
「天候に左右されないことで、いつでも安心して野菜を食べてもらえる環境が提供できれば。」と言う西田興産の次ステップは「小型植物工場」。飲食店や家庭菜園用にシステムをコンパクト化したキットで、天候に関係なく安全な専用培地で育った採れたての美味しい野菜が食べられるというもの。実際に都内の幼稚園に数台が設置され、食育教材としても活躍しています。
減農薬栽培はもちろん、肥料濃度を調整できることで、問題の多い硝酸態窒素を抑えたサラダ野菜のほか、露地並みの野菜も容易に栽培でき、「工場で作ったとは思えない」ほどの「美味しい」「安全」「元気」な野菜が、愛媛の植物工場から続々と発信されています。

大手企業による農業関連、いわゆるアグリビジネスへの参入が始まってすでに久しく、一見すると農業とは関わりが薄いと思われがちな企業の台頭によって、低迷していた日本の農業に新しい風が起こったように見えました。しかし、その全てが成功するはずもなく、「やはり新しく農業をやるなんて容易ではない」という印象だけがここ10年余りで植え付けられてしまったような気がします。
西田興産は県内の大手建設業者として知られますが、もともとは長浜での農業からのスタート。その後農産物運送業として起業した経緯があり、今回の参入はいわば「帰農」「Uターン」ともいえる動きです。
しかしながら、実際に現場に当たるのは全く農業の経験のない社員ばかり、というのも面白いものです。農を知る者、知らない者の思いが集まってのチャレンジ。時代に求められているという確かな実感を得て、さらに前進してゆくことでしょう。

スタイリッシュな小型植物工場は子供達に野菜の魅力を伝える人気のキット。県内飲食店や都内の幼稚園で採用されています。 収穫後の野菜は直ちに集積され商品化。女性スタッフがそれぞれの出荷先にあわせて丁寧に仕分けを行っています。雇用も増加。 農林省の植物工場事業内の開発対象システムに採用され、愛媛大と複数企業とのコンソーシアムを設立。広々とした見学スペースも完備。
もっと美味しく!食財メモ

多種多様なサラダ野菜を施設内で同時に栽培することができるため、多品種野菜が少量づつ求められる飲食店からの引き合いも強く、今後はイチゴやアールスメロンなどの果菜類も増やして行く予定とか。
地元のスーパーで人気なのがこのサラダ野菜セット。バラエティに富んだ組み合わせはもちろん、肥料コントロールにより苦味やアクがなく、実際に野菜嫌いの子供が食べるという口コミで売り切れる店舗も。
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