新着食財情報

桃の木原農園 温州みかん

TEL:090-4976-6823

サムライの血を引くイケメンは、若手後継者達のリーダーなのだ!

「木成り完熟」という、最高の味付け。

愛媛みかん発祥の地とも言われる宇和島市吉田町は、明治期に全国の品評会で一等の栄誉に輝いたこともある歴史ある産地。この地で何代も続く農園を担う大久保さんは、甘いマスクに長髪、趣味はスノーボードと、一見すると今ドキの若者の風情。
しかし3haの畑で多種多様な柑橘類を一年中栽培し、その味の良さで高い評価を得ている注目の生産者。ご両親だけでなく、お祖父ちゃんのご兄弟達も全て現役のお百姓という恵まれた環境の中で、自分なりの農業のスタイルを築いているサラブレッドです。
「自分の力ではなく、ミカンの木が毎年おいしい実を成らしてくれる。優秀なミカンの木に感謝してます。」という大久保さんの栽培方法は「木成り完熟」。じっくり木に成らせたまま完熟させて味を載せ、まろやかな柑橘に仕上げてから収穫をすることで、1ランク上の味わいを実現させています。
当然、木には多大な負担がかかりますが、それらのメンテナンスも含め、上手く柑橘と対話しながら農業を楽しんでいるようです。

除草剤を使わず、竹を肥料にする「自然農法」がすごい!

この、ふわふわした綿のようなもの。
竹を粉砕しミンチ状にした手作りの肥料なのです。一瞬、竹が原料とは思えない、本当に柔らな心地よい感触です。この肥料からリン溶解細菌が自然発生し、無効なリンが溜まり過ぎない良質な土壌を作ってくれるのだそうです(バイケミ農法)。農機器としては非常に高額な粉砕機で作る特別な肥料ですが、味も抜群に良くなること加え、化学肥料を極力使わないというポリシーから、大久保さんの作り出す柑橘には不可欠なものとなっています。
また圃場全域で除草剤を使用しない「草生栽培」を行っています。小動物・微生物が増え、有機物が補給される、まさに自然農法。そのかわり、一年のうち10ヶ月間は「草刈り」が重要な仕事になります。この地道で根気の要る作業は昭和3年生まれのお祖父ちゃんの担当。今でも家族中で一番ご飯を沢山食べるという、元気満点のお祖父ちゃんの熟練の技が光ります。

受け継ぐべきものがある。だから若手が帰ってくる。

この地域は急傾斜地が多く、平地はわずかに10%程度だそうです。
農業には過酷な環境と思われるのですが、実はこの吉田町には、愛媛県で最も多くの農業後継者がいるのです。県内の青年後継者、約500人のうち宇和島市内に約100人。その100人中、なんと約80人がここ吉田町に集中しています。
全国でもこれほどの割合で若手が集まる産地は稀ですが、さらにそのうちの20人が大久保さんのご近所さん(笑)。もう、若手だらけです。
その10代~20代の若者達が大久保さん宅に次々と集まり、明け方まで麻雀に熱中することが週に半分もあるのだとか!眠い目をこすり、早朝から畑へ向かう若者たちを思うと少し不安な気持ちもしますが、大久保さんは自信を持ってこう言い切ります。
「人が集まることで、情報が集まる。若手同士が畑の管理方法や栽培上の悩みをざっくばらんに打ち明けあう場所があることは、必ず僕らの強みになる。」
家業を守ることだけでなく、地域を育て、後継者全員でこの地の農業を発展させよう、という熱い思いが溢れています。

大久保さんのご両親は、お祖父ちゃんが60歳の時に経営を譲られ、今に至ります。農業従事者の平均年齢を考えると、相当な「若手経営者」であったわけですが、もちろん息子である幸裕さんもすでにご両親からは独立していて、出荷先もバイヤーさんも、それぞれ別々なんだとか。
しかし、勉強熱心で正直なモノ作りに精進するお父さん、的確な選果基準を守って1日1トン(!)もの箱詰めを毎日一人でやり遂げるお母さんの姿がいつもそばにある大久保さんは、それら全てを吸収しながら成長しています。
「お客様は裏切れない」「ウソはつけない」という思いで、それぞれのモノ作りに励んでいました。
大久保さんのご親戚は皆さん大きなハウスみかん農家。丈夫なハウスが何棟もある上、大掛かりな重機を自由に駆使しています。昔ながらの地域・人とのつながりの中で、大久保さんが新たな時代を切り拓く「力の源」になっていると感じました。

当たり前と言えば当たり前だけど、お父さんも超イケメン!朝から晩まで山から下りてこない、真の職人です。 このお母さんこそが敏腕営業マン。丁寧な箱詰めも一人でこなす最強スーパーウーマンぶりに惚れ惚れ! 移動は驚きの大型トラック。大掛かりな重機をいくつも所有しており、パワーの差を感じます。
もっと美味しく!食財メモ

8月以降のグリーンハウスみかんに始まり、主力の温州みかんや紅などんな、年明け後は、はれひめ、デコポン、サマー清見、河内晩柑など数多くの中晩柑・雑柑類を栽培している大久保さん。「木成り完熟」の証として葉っぱをつけたまま出荷するデコポンは、濃厚な味わいの圧倒的な旨さです。通常は収穫してから貯蔵して酸を抜くため、葉っぱは枯れてしまいます。活き活きとした葉つきデコポンは、3月以降限定のお楽しみです。
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