新着食財情報

雅園 さといも

愛媛の農業をサポートしてきた芋博士が挑む地域活性への第2ステージ。

愛媛のさといもって、こんなにおいしいものなんです!

さといもはイモ類のなかでも特に歴史が古く、稲作が根付くよりも早く、我々日本人の食糧として身近に存在していたものだと言われています。たっぷりとした親芋のまわりに子芋がつき、その先に孫芋がつくというこの豊穣感あふれる風貌に、人々は喜びを感じ、子孫繁栄というおめでたいイメージを重ねてきました。
西条市上市は、古くから味の良いさといもの産地として地元で広く知られ、親しまれていました。ねっとりときめ細かな味わいが、郷土料理でもある「いもたき」で楽しまれてきましたが、近年は生産者の高齢化に伴い、徐々に生産量は減り、多くの圃場は遊休地となっていました。
渡部さんが代表を努める「有限会社雅園」では、そんな地域に広がる遊休地と遊休労働力を使って、昔ながらのさといも作りを中心とした農業経営を平成11年から続けています。早朝からの忙しい作業の合間をぬって県内外のイベントや商談会にも積極的に参加し、愛媛の元気をアピールしている元気なお母さん社長です。

 

知る人ぞ知る芋博士。熱いハートで芋で地域の芋栽培を復活!

渡部さんをいつも笑顔で支えるご主人の雅敏さん。実は彼こそが「雅園」の要であり、芋への愛に溢れた「芋博士」なのです。
「先人たちがここで昔から栽培していた味の良い芋、評価の高い芋を絶やしたくなかったんです。」
永年、畜産専門の農業普及員として数多くの生産者に寄り添い、愛媛の農業を支えてきた後、地域の荒れゆく田畑を何とかしたいという思いで、第二の人生を農業者としてスタートさせました。河川傍の花崗岩土質で水はけの良い丘陵地だったことで芋が美味しく作れることは実証済み。新しいものを取り入れるのではなく、あえて馴染みのある品種から選んで取り組むことからはじめたといいます。積み重ねてきた知識と経験から次々と品種を増やし、いまや数十品種を超える芋類を手がけています。
多くの新品種の許諾権を持ち、どこよりも早く全国の芋の品種の情報が入るといい、県をはじめとする関係機関からも提供を求められることから種苗業もスタート。「地域のために役に立ちたい」という思いから、ついには休みなく走り続ける現在の生活になってしまったのだそうです。

 

さつまいもの楽しさを広げ、魅力を伝える「色」というキーワード。

現在はさといも、さつまいもの他、4.5haのかんきつ類、いちじくやキウイフルーツといった果樹のほか、白ねぎ、大根などの野菜類やその苗までを合わせて11haもの畑で栽培しているため、常に多くのスタッフが働いています。農業を志す若者を国内外から受け入れ、笑い声の絶えない毎日が「本当に楽しい」と渡部さん。産直イベントなどで、消費者と直接触れ合うことも、大切な仕事のひとつ。大きなやりがいだと言います。
商品に興味を持ってもらうために、コロッケやスイーツなどへの加工にも力を入れており、ひそかな人気を呼んでいます。中でも紫やオレンジ、白などのカラフルなさつまいもを使ったフライドポテトは催事で注目の的。美味しさはもちろん、それら様々な品種がもつ「機能性」への期待も高まっており、「今後さらに増えるかも」と意欲満点です。
地域に貢献したいと頑張る芋博士の次なる夢は「スイーツに使う砂糖(さとうきび)やコロッケに使う肉も、自分の手で育ててみたい。」だそうで、忙しい社長さんもさらに奔走を続ける日々となりそうです。

芋は古くから多くの品種がある上に、新たな新品種の開発が早いことから私達にとって身近で親しみやすい野菜と言えます。バリエーションの広さ、選ぶ楽しさがあることは大きな強みであり、芋博士のセンスとフットワークのいい奥様のコンビネーションを後押ししています。
周年の大規模な野菜栽培により地元大手惣菜チェーンや給食サービスとの取引が多い雅園。年間通しての雇用を維持するだけでなく、そうした地元企業との連携もまた、地域への貢献となっています。
一時期は伊予柑だけで7000キャリーも収穫していたそうですが、徐々に他の品種へと移行。いくつか思い入れのある柑橘にチャレンジしているのだとか。広がる一方の耕作放棄地から、少しずつ雅園の新たな商品が生まれてくるのでしょう。

雅園の看板といっても良いカラフルなさつまいものラインナップ。イベントでも注目の的。 年間通じて雇用しているスタッフは野菜の栽培から収穫、製品化に配達までこなします。 雅園いちおし柑橘「天草タンゴール」の天姫ジュース。コクがあってキレのいい味わいです。
もっと美味しく!食財メモ

カラフルなさつまいもを何種も栽培している雅園。中でも「あや紫」などの紫芋は健康効果が広く知られていることからとても人気が高く、製菓などへの加工が盛んです。
渡部さんの自信作「紫芋あいす最中」は、紫芋ペースト25%という大変ヘルシーな一品。色もご覧のように鮮やか!地元西条の名水を使った雅園オリジナルのアイスやジェラートのラインナップが今後さらに増えそうです。
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