新着食財情報

田村ファーム&フォレスト 四国久万高原米

TEL:090-6282-9047

久万高原の清流が育てる美味なる米と緑豊かな自然を、見つめ、支える男

中産間地特有の寒暖差と清らかな水の流れが作りあげる味わい深いお米。

四国の軽井沢とも言われる久万高原町。冷涼な気候と静かな自然に囲まれたこの地では、高原野菜や果樹などの栽培が盛んですが、ことさら味で評価され続けているお米があります。
久万高原のお米の美味しさの秘密は標高650メートルを越す高地の寒暖差。夏の夜温の低さが最大のポイントです。米栽培においては夏場の平均気温が26度以下であることが最適と言われますが、、久万高原町の夏の気温とほぼ同帯なのだそう。
また絶えず山から流れ来る清流の美しさと冷たさも重要。松山平野などとは違い、日中太陽が照りつけても水田の水が冷たいまま。そのため、地温が上がらず根株がしっかりと健全に育つのだと言います。年間平均の水温は13度と驚きの冷たさです。
山から湧き出る水だけで約1町の水田を養うことができるそうで、これらの恵まれた自然環境によって育まれる久万高原米は噛みしめるほど味わいの出る深みのあるお米と言われます。
この久万高原米を自身で栽培するだけでなく、地域全体の米作と林業とを一手にサポートしているのが田村ファーム&フォレストです。

近隣農家をサポートする役割が、地域全体の米作の未来の形へと向かう。

代々お米作りを続けているという田村さんは、コシヒカリやもち米を中心とした米作を町内の広い範囲で行っています。また、過疎化が進むことで増え続ける耕作放棄田の中でも、特に避けられる狭小な山中の田を引き受けて栽培、収穫、乾燥などを請け負うだけでなく、秋鋤き込みなどの土作りや大小に関わらない様々な規模の農作業全般までもサポートするという農業の形を進めています。
また、お父さんの代から始めたライスセンター業務では、近隣の農家約200軒分の米を製品化しています。1軒の農家の耕作面積は小口のものから40アールを超えるものまで様々ですが、「他の生産者の米が混ざらず、自分の作った米だけで商品が作れる」と高く評価されています。また、細かな地域別、生産者別の品質・食味データの集積ができることで、販売面における差別化のベース作りも可能となり、久万高原米に関わる地域の管理棟の役割も担っています。
10基並んだ大規模な乾燥機は、常にフル回転しており、受け入れに支障がないよう修理などのメンテナンスにも気を配らなければならない毎日なのだとか。

「食」に繋がる農業に誇りを持ち、生まれ育ったふるさとを守りたいという思い。

就農後すぐ2年間におよぶアメリカでの農業研修を体験したという田村さん。農業先進国で得たのは多くの技術やアイデアだけでなく、産業として継続していくための心構えや「食に対する新たな気づき」だったと言います。
「アメリカでは醤油やみそなど自分にとって当たり前だったことがとてもありがたく、外国から見た日本の良さ、都会から見た久万高原の良さを見つめるきっかけになりました。」
田村ファーム&フォレストでは自作の米と野菜を使った加工食品の製造販売も行っています。閉鎖的な中山間部には古くから独特の食文化があり、田村さんのお母さんが作る山菜料理、田舎料理には残すべき伝統的なふるさとの味が詰まっています。
「うちの弁当は賞味期限が一日しかありません。どうやって離れた大消費地に送るかを考えるより、ここ久万高原まで食べに来てもらえる仕組み作りが必要です。」
米作りだけでなく、自ら山の下狩りや間伐などの森作りにも関わっている田村さん。地域を取り巻く自然を育てて緑を増やすことで、人が集まり、長く快適に暮らすことができるふるさと作りを進めていきたいと語る瞳には、10年後50年後の久万高原町の明るい未来が映っているようでした。

大型トラクタを操り、テンガロンハットを被って現れた田村さんを見ると、そこはまるでアメリカの大規模農場?と錯覚させられるほど。自社にも海外からの研修生を受け入れており、常にグローバルな視点を持ち続けたいという姿勢が感じられます。
粘土質土壌への対処としてディスクロータリー等の大型機械を積極的に導入するなど、農家の負担を減らし継続しやすい環境整備を実践しています。また、水が少ない土地では試験的に小麦や秋ジャガイモなどを栽培し、農家ならではの食の楽しみ方を提案できればとも話してくれました。
「日本人ほど食にこだわる人種はいないですよ!」と語る田村さん。どんな形で我々の「食欲」を充たしてくれるのか、私自身もわくわくしています。

守るべきふるさとの大切な自然。これらの景観も今では人の手が多く入ったものだと言います。 滔々と流れ出る清流。小丸太杉の産地でもあり、山間へ進むと夏でもキンと冴えた空気が漂います。 持ち込んだ農家別に製品化された米。膨大な倉庫内に次々と積み上げられていきます。
もっと美味しく!食財メモ

四国久万高原米は愛媛県特別栽培農産物等認証制度(エコえひめ)を取得した50%の減農薬減化学肥料で作られています。「米の美味しさは画一的なものではなく、いつどこで誰とどうやって食べるかでも変わると思います」という田村さん。久万高原町の風景やまつわる人々の様子を消費地に伝えることも信頼関係を築く一歩だと考えています。
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