新着食財情報

えひめ南農業協同組合 ブロッコリー

TEL:0895-72-1121

愛媛で最も暖かい町から氷詰めで飛び出すブロッコリーたち

秋冬から春まで断続的に出荷できる産地をめざして

「温暖」という言葉がぴったりの、まさに愛媛最南端の町、愛南町。
この地から秋冬型100トン超、春型約20トンのブロッコリーが出荷されています。えひめ南農協のブロッコリー部会は約80名の生産者が所属し、30ヘクタールを目標に栽培面積を広げています。
5年前まで大手の工場で働くサラリーマンだったという西川さん。わずか数年のキャリアで、平成22年には県知事賞を受賞してしまったほどの高品質なブロッコリーを栽培するスペシャリストです。
朝4時から収穫作業をはじめ、10時までには出荷を終えるそうで、最盛期には一日24時間では足りないほど。「去年までは箱詰めまで自分で夜中までかかってやっていたんですが、今年から農協で箱詰めしてくれるようになったんです」とのことで、部会全体の農地の拡大や生産者の作業の効率アップを農協がバックアップする様子が伺えます。熱心な品種選定や品質向上への指導はもちろん、ある独特な箱詰め形態をとることで、産地として大きく前進してきたのがこの地域です。

直接氷を投入!地元の産業を有効に活かした氷詰めで、信頼される産地へ

メインは11月~12月出荷の冬型品種ですが、5年ほど前から本格的に春型品種を導入し、「春ブロッコリー」としてシェアを広げています。
愛媛で最も早く桜が開花し、冬でも霜が降りない県下唯一の地と言われる愛南町は「急に春がやってくる」イメージ。県外出荷へシフトする過程で、この急激な気温上昇がブロッコリーの品質低下を招くことが大きな課題となっていました。そこで、すでに先進的であった徳島県へ指導を仰ぎ、愛媛県で初めて「氷詰め」での出荷をスタートさせたのです。
氷は大きめの粒氷を採用。冷蔵庫で約1週間も保つほど溶けにくく、ブロッコリーの最適保存温度0度をキープするのに最適。
実はこの氷はすべて地元調達。愛南町はリアス式海岸に囲まれた漁業の町でもあり、牡蠣やハマチなどの養殖はトップクラス。深浦漁港から直接安く仕入れることで、コストを大きく引き下げています。そのため、春型だけでなく年間通じての氷詰め出荷が実現し、今では変色などの品質低下が一切ない「えひめ南の氷詰めブロッコリー」として高い評価が定着しているのです。

逞しい葉が良質なブロッコリーを育てる!まずは丈夫な「木」を作ること。

ブロッコリーの畑は一面が葉っぱで埋め尽くされています。大量に肥料を必要とするブロッコリーにとって、「木」を大きく育て、丈夫な葉に栄養分を十分に行きわたらせることで澄んだ味わいの頂花蕾(ブロッコリー)を育てることができるからです。また植付け時以外はあまり多くの水を必要とせず、充実した「木」に全ての栄養分を貯蔵させることで賄えるのだといいます。「虫と毎日闘いながら、木を精一杯に育てるんがコツ」と話す西川さん。500円玉ほどの花蕾が約2週間ほどで収穫サイズにまで生育するため、雨の後などは特に忙しいのだとか。
葉つきの出荷は国産ブロッコリーの証で、輸入品にはない鮮度感があります。職員が手作業で切り揃えて箱詰めしますが、ぴったり13.5cmになっているのが驚き!生育の良い茎部分ならではの瑞々しい美味しさにも注目が集まり、漬物などの加工品も人気です。
海岸寄りの地域に比べ、少し山手で気温が1~2度ほど低くなるという西川さんの圃場では、ぎゅっと花蕾の締まった味濃いブロッコリーが、収穫の時を今か今かと待っています。

 

ブロッコリーの食感の好みは様々で、固めに茹でたものが歯ごたえが良いという人もいれば柔らかくクタッとなるまで加熱した方が甘みが出るという人もいます。また欧米では非加熱でサラダとして食べるのが一般的。栄養価が圧倒的に高く、食の欧米化や健康志向の流れに乗ったと言うだけでなく、こうした味付けや調理法のバリエーションが広く、自分仕様にアレンジしやすいところも、我々日本人の食生活にあまりにも急速に浸透した理由のひとつかもしれません。
昭和50年代に愛媛に初導入されたブロッコリー。当初は暖冬や輸入品による影響で価格の下落も経験しましたが、市場では常に注目されていた品目。農協と生産者との信頼関係が前向きなパワーを生み、和歌山、徳島に次ぐ産地として、大きく成長を続けています。

ブロッコリーを詰めた箱に、直接投入される粒氷。ブロッコリーが仮眠できる最適温度をキープ。 測ることなく根元を手早く切り取る作業。見るとすべて同じ長さになっている!驚きです 収穫の目安になるサイズは直径12センチ超。安定して適度なサイズを出荷しています。
もっと美味しく!食財メモ

ブロッコリーの食感の好みは様々。西川さんは柔らかめがお好きなのだそうですが、教わったお気に入りの食べ方がこの「塩昆布とチーズかけ」。食べやすく小さめにカットしたブロッコリーを耐熱皿に並べ、塩昆布とチーズをのせてラップをしたらレンジで加熱するだけ。食感は柔らかめでも固めでも美味しくいただけます。お湯で茹でないことで豊富なビタミンCの流失、損失が最小限となり、舌にもカラダにも嬉しい一皿と言えます。
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