新着食財情報

株式会社ニュウズ ハウスみかん

TEL:0894-38-2165

「当たり前のことを当たり前にやる」という思いを、スタッフが共有できる夢ある集団。

農家生まれの2代目が考えた、20年後の農業のかたち。

株式会社ニュウズ。社名を聞いて「みかんを生産し販売する会社」と想像する方は少ないかもしれません。農家に生まれ、小さい頃から農業に触れ合って育ってきたという門田さんは、高校を卒業してごく自然に後継者として就農。しかし、25歳の時にふと「20年後の世界はどうなっているだろう」と考え、「自分は世界で勝負する仕事がしていたい」と実感したそう。「その頃には農業も株式会社がやっている時代なのでは?」と考え、法人設立を意識し始めたのだといいます。
それを契機として系統出荷をやめ、生産だけでなく加工や販売を行う農業法人を設立。25歳の時に描いた計画より2年早い2001年に株式会社化し、現在正社員14名、パート23名の県内でも有数の農業生産法人となりました。
ニュウズは「NEWS=情報」を伝える会社。柑橘はそれらの情報を伝えるためのツールだと門田さんは言います。「農業ではなく農業経営をしたかった。ひとつの企業として農業を捉えてみると、今何をどうするべきかという将来への道筋、手段がわかったんです。それを伝えていく役目も担ってると思っています。」

 

夢をもって農業を続けられる人材を育成するために。

現在、ハウスみかん70aをはじめとして、温州みかんや中晩柑、キウイフルーツなど12haの果樹園地を手がけるニュウズ。栽培を担当するスタッフの多くは非常に若く、県外、特に都市部からやってきた人も少なくないといいます。「農業は土地がある農家や後継者だけのものではないから、あまり地域にこだわらず広く人材を集めています。もちろん、高校や大学で優秀な人材がいれば積極的にリクルートしています。」
基本に忠実に、あたりまえのことをあたりまえにやる。こうした基本理念は全てスタッフに浸透しており、時間を忘れて作業に打ち込んだり、天候に不安があると現場を離れず対策を考えるなど、責任感のあるスタッフがほとんどだそう。会社を育てながら、同時に人材を育てる毎日だと言います。農業に大きな夢をもって入社したスタッフの一人は、ニュウズの理念を吸収し、実際に独立を果たしたとのこと。
「常に10年先を見て仕事をする、考えるということを伝えています。そのためには必ず利益が出せるシステムを考え、それを携えるということが重要。やる気や誇りを失わず、夢をもって農業を続けていけるよう、生産だけではダメなんだと教えています。」

 

どうすればお客さんに喜んでもらえるか?それを考える農業をしなければ。

利益が出せるシステム。それは農業が生産と販売の二つの側面を両立させるということ。門田さん自身が就農し、最も違和感を感じたのが「販売を人任せにしてきたそれまで当たり前だった農業のかたち」でした。系統を離れたことで、いくつかの困難もありましたが、実際のお客様に向き合わない限り、本当のサービスはできないということを実感できたといいます。「いいものさえ作れば、お客さんは喜んで買ってくれる」こと、努力したことが価格に反映されるという当然の結果が、生産の現場にも伝わり、みるみる商品が良くなってくる。お客様の顔が見えることで、現場が成長できるのだといいます。
ニュウズではハウスみかんのみ、特別栽培農産物の認証を受けています。どうすれば顧客満足に繋がるか?「それも、あたりまえをあたりまえにやるだけ」と笑います。
年間を通して多種多様な柑橘はもちろん、ジュースやアイスの他、化粧品や石鹸なども手がけており、伊方町にある直営販売ショップは常にお客様で賑わっています。「丹精こめた美味しいみかんを売ってこそのニュウズだと思ってるので、お客様の声が響く店内が好きですね。」
楽しい仕掛けが一杯のショップは、門田さんの夢見た農業の大切な一部なのだと感じられました。

 

お話を伺う間、社長の口から「夢」という言葉が幾度となく出てきました。常に10年先を見てやるべきことを考えるという理念、そこにはいつも必ず「夢」があることが一番重要なのだと感じました。
もともと高コストなハウスみかん栽培は、年々環境が厳しくなる一方ですが、ニュウズでは台湾や香港への輸出を順調に行っているとのこと。ただし国内での販売の成功の次のステップとして海外があるのであって、日本で売れないから海外へ、という発想では成功しない!と言い切る姿勢に、大きく共感しました。顧客満足の本当の意味を知っているからこその言葉です。
本当に楽しそうに働くスタッフの笑顔が印象的なニュウズ。頻繁に更新されるスタッフブログからも、生産・販売現場の生き生きとした空気感が伝わってきます。

様々な加工品が所狭しと並ぶ伊方町内の直販店内。印象的なロゴが映える広々とした店構え。 みかんの品質を最優先した社内選果場。出荷先にあわせてスタッフが梱包形態を変えるなど実に細やか。 数え切れないほどの種類がある愛媛の柑橘。それらが飲み比べできる多彩なジュースのラインナップが楽しい。

 

もっと美味しく!食財メモ

これまで棄てられていた摘果みかん(青みかん)を利用して作られた無添加化粧品のシリーズが好評です。摘果したみかんだけでなく、普通に食べられる適熟のみかんの果皮の抽出エキスもブレンドしており、まさにフルーツそのものの実に豊かな香り。もともとある保湿効果により、お肌をしっとりと保ってくれるのだとか。無添加で幅広い世代に安心して利用してもらえれば、という「夢」を話してくれました。
ページトップへ戻る
Copyright (c) 2010 Ehime prefecture. All rights reserved.