新着食財情報

松浦農場 レモンポーク

TEL:090-9501-8325 FAX:0897-75-3076

青いレモンの島で生きる島豚。島の資源を循環させることで島を元気に!

知る人ぞ知る「レモンポーク」という島豚のおいしさ。

しまなみ海道に浮かぶ岩城島。青いレモンの島として脚光を浴びるこの人口約2千人の小さな島に「レモンポーク」という豚がいることもまた、全国の食通にはよく知られた事実。噛みしめた時の柔らかさ、ジューシーさはもちろん、程よいサシの入った美しい外観とその脂身の甘さ。「脂が甘い」と言われることが近年の食肉のブームのように聞こえますが、確かに誰もがこのレモンポークのまろやかな脂の甘さに納得するのだといいます。島にこの豚だけを食べに訪れる人も珍しくなく、2009年には食肉産業産業展銘柄豚コンテストにおいて、最優秀賞の栄冠に輝きました。美味しさのわけは岩城島という環境そのもの。暖かな日差しが降り注ぎ、海に囲まれた小さな岩城島には、真夏でも涼しい潮風が吹き渡り、豚達は毎日心地よい海の香りの中で育ちます。
また、一般的な配合飼料ではなく、独自にパン粉や米、ふすまなどを加えた「おいしい飼料」を与えていることも。雑食といわれる豚ですが、味の好みははっきりしており、松浦農場の豚達は新鮮な生野菜やフルーツも大好き。人間が食べても安全なものばかりを与えています。そしてもちろん。島の特産品である「レモン」を毎日食べているのです。

豚とレモンが結びついたら、島全体の農業が大きなひとつの輪になった。

30歳でUターン就農した松浦さんは、お父さんの指導で養豚の世界に入りましたが、「これまでと同じことをしていてはだめだ」と常に感じていたのだそう。そんな中、当時特産のレモンを使った産業振興が進む中、柑橘の加工品の廃棄物となっていた「搾りかす」に着目。養豚と有機堆肥の関わりは大きく、レモンと豚を結びつけることで農業を循環させることができると確信し、搾汁残渣を飼料として引き受ける取り組みをスタートさせました。今では島で加工されるレモンの搾りかすの全量(年間約20トン)を松浦農場で消費。さらに堆肥舎でEM菌を加えた有機堆肥は島の柑橘農家のもとへ渡り、再びレモンができるという、岩城島ならではの循環のスタイルが確立したのです。2011年には県の資源環境優良モデル優良環境型事業所に認定。「豚がちゃんと島の一部になって、はじめて岩城島のレモンポークになったんです。」
一般的な豚は6ヶ月で出荷されますが、レモンポークは7ヶ月飼養。これは早く大きく肥らせる餌ではなく、じっくり美味しく育てる餌の配合になっているため。「豚は基本的に美味しく作るものじゃなく、大きく作るものだったんです。僕の育て方は変わっているけど間違ってはいないと思います。」

自分で育てた豚を自分で売りたいという、愛情と責任感。

変わっているのは餌だけではありません。松浦農場では年間出荷する2500頭のうち、約800頭を自社で買い戻して加工販売しています。豚農家は自分で豚を落すことができず、誰の豚かわからない状態で店頭に並ぶのが一般的で、自分が育てた豚を食べられないことがほとんど。松浦さんは島の農家が自分達で市場やレストランへ野菜を卸していることに触発され、自分の手で責任をもって売りたい、と買い戻しをスタートさせました。レモンポークを名乗れるのは、その年間800頭のみです。
「親に猛反対されながら加工場も作りました。肉はいろいろ制約があるんですが、丹精こめて育てた豚ですからね。」
品種は肉質にこだわった血統だけを取り入れた上、特に気を配るのが母豚の環境。良質な子豚を産み育てるため、身動きできないような豚舎に詰め込んだりせず、一定期間自由に歩き回れるストレスのない状態で群れ飼いしています。足腰が鍛えられ、美味しく栄養豊富な母乳が出ることで、子豚の病気が激減するのだとか。「全ては継続が目的。この島で僕が豚を育てて、島に貢献出来る何かを残していきたいんです。」島の資源を使って、これまでなかった形をこれからの島に根付かせる、頼もしい後継者です。

 

これまで良い豚とされてきたのは「早く肥った大きな豚」。加工する際にカットしやすい肉という意味で、美味しさは二の次。さらにどんなにこだわって育てても店頭では同じ「豚肉」ならば、当たり外れが多いことにも納得です。
「レモンポークはウデやモモでも柔らかさが実感できますよ。」という松浦さん。特に味の違いが大きく出る部位ですが、自信をもってオススメできるそう。肉の保水率や脂量、旨み成分のオレイン酸量も一般豚と比べて多く、数値の上でも品質の良さは証明済み。県内外のレストランからの指名買いが相次いでいます。
毎日の健康チェックも兼ねて豚の顔を見ながら直接餌をやるという松浦さん。「子育てと同じで休みがない」といいながらも実に楽しそう。後継者ならではのやりがいの創造に感動しました。

一般的な配合飼料とは全く違う、繊維たっぷりの健康的な餌。人間が食べても害のないものばかりです。 堆肥場も完備。ここで生産されたレモンポークの堆肥は地元の農家に還元され、「根が強くなる」と好評です。 自社でカットすることで常に品質チェックができる上、顧客が求める加工品への展開もスムーズ。
もっと美味しく!食財メモ

レモンポークの美味しさに感動し、「この島のうまいもの」として岩城島で初めてメニュー展開をしたのが民宿「よし正」さん。そこで変わらず出されるのがこのしゃぶしゃぶです。素材そのものの良さはもちろん、地元で高く評価されているという価値観は、その後のレモンポークの躍進を後押ししました。
色がほんのり変わる程度でさっと上げ、薫り高い青いレモンのレモン醤油で頂く豚しゃぶ。島ならではの極上の味わい方です。
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