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農事組合法人たいよう農園 キャベツ

TEL:0893-23-9831

「国を耕す」をゴールに日本一をとる!新たな愛媛の農業のかたちへの挑戦。

四国最大の養豚業者が踏み込んだ、野菜作りへの思いとは。

本田さんが率いる四国最大規模の養豚会社「太陽ファーム」は昭和50年にわずか10頭の母豚からスタートしました。愛媛内のあらゆる場所に養豚場を置き、グループ全体の売り上げは22億円。昨年の豚集荷実績は6万頭に近いといいます。
「Uターン青年でしたから、当時はどうやって会社を大きくしようかといろいろ考えました。」
負債を抱えた養豚場を経営者ごと受け入れ、再生、拡大していく、いわゆる農業版M&Aにより急成長してからは、自身のポリシーに沿った人材の再育成やスケールメリットの追求を軸に、愛媛の農業振興を考えるようになったといいます。「養豚業=堆肥だと。これを経営資源に大規模な野菜づくりをやってみようと思ったんです。」
6年前から野菜栽培に着手し、3年前から急速にキャベツの規模を拡大。現在の作付面積は50ヘクタールを超え、全県の作付けエリアをたいよう一社で拡大しました。目標200ヘクタールのキャベツ栽培を目指していると言います。
なぜそこまで性急な規模拡大をすすめているのでしょう。

惜しみない資本投入で野菜作りに適した土へと改良。

「余りある土地を有効に使わなければ、愛媛で農業をやる意味がないでしょう。」
永年の懸案でもあり、早急な手当てが必要な耕作放棄地問題。中でも愛媛の野菜栽培は急速に減退しているといえます。もともと排水性の悪い赤土土壌が多く、中山間地は狭い傾斜地の連続。大都市への距離もあることから、野菜作りには恵まれた条件とは言えませんでした。生産者の高齢化と深刻な後継者不足で、荒廃する菜園は拡大するばかりでしたが、「まずは自社の堆肥を使って畑地そのものを改善していけば、愛媛の野菜栽培は十分可能性がある、と気づいたんです。」
小規模農家にとって堆肥の調達や投入作業のコストは負担が大きく、これまで成功例はほとんどありませんでした。「満足な資本投入をしなかったことで規模が広がらずコストばかり高くなってしまったことが日本の農業の失敗の原因」と話す本田さんは、数十トンレベルの大量の堆肥投入による土作りを一気に実施。大型トラックやキャタピラ式堆肥運搬車など複数の大型重機を数億円かけて購入し、国営パイロット事業でも整備できなかった1000トン規模の貯水槽の建築や数台のポンプ車による灌水を可能にしました。

地域のために日本の農業を変える!強い信念を全社で共有し邁進!

さらに目指すのはより大きな循環型農業の構築でした。平成20年におがくず製造部門を新設し、地元の間伐材や製材残渣を豚糞に混ぜた完熟堆肥を考案。「地域、国家のために日本の農業を変える!」という理念のもと、誰の目にも見える地域内循環を実行したいと言います。
「これまで日本の農業は耕されてこなかった。我々は最終的に国を耕す仕事をしたい。」という思いで確実に日本一をとりにいく、と宣言する本田さん。驚くのは多くの若手従業員が同様の理念を共有し、高いモチベーションを保ち続けていること。キャベツのことなら誰よりも詳しい「キャベツ博士」たるべく、「お客様の期待をはるかに超えよう」というテーマのもと、品質向上に余念がありません。
土壌改良により高温期も含めた安定的な周年出荷を可能にした上、キャベツ専用施設としては国内最大の冷蔵集荷場での徹底した品質管理や自社トラックでの直送など、より多くの価値観をもった強い産地つくり、商品つくりを目指しています。高速道から見える集荷場に設置した幅20mの看板には「農業の未来はYes we can」。これまでの愛媛にないスケールで未来を切り拓くプロジェクトが始まっています。

 

圧倒的な設備投資による機械化の徹底でこれまで考えられなかったような大規模な重量野菜栽培が現実となったことで、たいよう農園には全国から視察や問い合わせが相次ぎ、「競争できる産地」へと成長する気配を感じずにはいられません。実際視察したバイヤーからは「全国的にこれだけの規模や機械化は例がない」と驚きの声があがるとか。
独自の人事育成システムと、社長本人のカリスマ性で、多くのスタッフが志をひとつにして目標達成に向かっています。「どんな農業を目指すか?」という問いに、「よき納税者になりたい」という本田さん。保障されるのではなく人や土地を使っていかに国を耕し、国を作るかを考えると言います。この農業振興によって地域雇用が増大すれば、愛媛、特に南予の活性化に繋がることは間違いないでしょう。

大型重機による大量の堆肥投入で野菜作りに最適な土に生まれ変わったおかげで、驚くほど大玉のキャベツに。 自社社員が設計した大型集荷場。収穫後の冷蔵や最新式の芯抜き機導入で、より高品質な商品作り。 鮮度が自慢のキャベツを、ラッピングを施した10トン車2台で県内外のスーパーや市場へ直送。
もっと美味しく!食財メモ

八幡浜いなほ農園で育つ媛っこ地鶏は、有名料理番組にも特選素材として取り上げられる旨みの強い地鶏。この媛っこ地鶏とたいようファームのキャベツで作ったロールキャベツが地元で販売されています。ジューシーな肉汁をたっぷり吸い込んだ厚み有るキャベツ。ほの甘い仕上がりで、どんな素材とも相性抜群です。
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