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梶谷農園 せとか

尊敬する父とともに、後継者として働く誇り。

これが「せとか」。ハウスと技術を受け継いでチャレンジ中。

農業大学校を卒業後、農協の柑橘指導員として3年間働いた梶谷さんは、柑橘作りに大きな夢を持って就農した元気な後継者です。
大好きなご両親が山で働く姿をずっと見てきた梶谷さん。早く自分の思いの詰った柑橘を作りたいという意欲に溢れています。
自宅近くのハウスで栽培している「せとか」。高級柑橘として人気の高いせとかは、清見タンゴールの「ジューシーさ」とアンコールオレンジの「甘さ」を母親に、マーコットのコクと香りを父親にもつ新品種で、それぞれの良さが100%融合した味わいを持っています。
柑橘の王様とも称されるせとかは、着果量の見極めや温度管理、灌水の調節がきわめて難しく、栽培そのものの難しさもトップクラス。毎日果実の表情を伺いながら作業を進める梶谷さんは、知識だけではカバーできない様々なトラブルに出会うのだとか。
「それらも含めて農業は面白い」と言い切る表情は、実に清清しいものです。

農業戦隊タガヤスンジャーの一員です!

農業大学校の同級生だった仲間を中心に、梶谷さんは「農業戦隊タガヤスンジャー」というグループを結成しています。
メンバー全員が若き農業者たち。もともとはみんなで勉強会をしようという目的で集まりましたが、自分は何を作ればいいのか、自分の作る商品をどうアピールすればいいのか、といった栽培についての悩みや迷いを話し合う機会を重ねていくうち、仲間みんなで愛媛の農業を盛り上げよう!という動きが生まれました。
それぞれをキャラクター化したブランドマークを作り、地元のイベントなどへの積極的な参加や、首都圏での販売活動にも力を入れています。
梶谷さんのテーマカラーは「黄色」。タガヤスンジャーイエローが、愛媛のニューヒーローとして活躍する日はそう遠くないかもしれません。
現在、タガヤスンジャーの農作物を食べて笑顔になったお客様の顔写真を撮影する試みをはじめています。目標は1万人。ゆくゆくは写真集も作りたいとのこと。これもまた楽しみです。

栽培適地を求めて、遠く離れた伊方町まで出勤?!

梶谷さんが住む八幡浜市高野地という地域は歴史あるみかん栽培地帯。岩盤が通った地質のために根が浅く広がることで水はけが良くなり、柑橘栽培に向いていると言われてきました。
しかし標高が高いため、みかんの収穫が終わる時期には気温は氷点下。みかんの品質は良くても、中晩柑の栽培には厳しい環境でもありました。
そこで梶谷家では数年前から日照時間が長く気温も高い佐田岬の園地を借り、中晩柑類の栽培をはじめました。佐田岬は両側を海に囲まれた長い岬で、高野地とはずいぶん環境が違いますが、梶谷さんの就農に合わせ、お父さんが様々な品種の苗木を接ぎながら栽培を広げてきたのです。
自宅からはずいぶん離れた農地ですが、周年出荷を目標に掲げた梶谷親子にとってここはまさに希望の土地。面前に青い海が広がる最高のロケーションで、ブラッドオレンジのほか、清見タンゴール、スタールビーグレープフルーツ、紅まどんな等多種多様な柑橘作りに励んでいます。
条件の良い場所を次々探して、地形や土質に応じた品種を栽培することは農薬の減少にも直結します。梶谷さんの目指す農業の形が実現しつつあるのです。

梶谷さんの住む八幡浜市高野地は、温州みかんの適作地です。今では当たり前となった越冬完熟早生みかんも近隣産地では小玉限定でしか作ることが困難ですが、この地では中玉でも浮皮にならず美味しく仕上がるのだといいます。お父さん・お祖父さんの代から良質なみかんを作り続け、それを梶谷さんが受け継ぐ形となりました。さらに条件の良い園地での多品種展開を進めることで、ますます忙しくなることでしょう。
みかん産地西宇和で、昨年初めて行われた「みかん検定」。みかんの基礎知識から高度な専門性を問う問題(筆記・実技)が出されたこの検定で、梶原さんは見事1級を獲得しました。
もちろん必要なのは知識だけではないことも理解しています。5haもある園地ですが、自分で農業を始めてみて「まだまだ少ない」と思い始めたのだとか。「今、僕がやっていることには、全て意味があると思ってチャレンジしています」という言葉に、私まで勇気付けられた気がしました。

みかん作りの最高の師匠であるお父さん。梶谷さんのために農地を拡大し、様々なチャレンジを優しく見守ります。 みかんの後、新しく導入した伊予柑。技術も必要ですが良いものができると大きな収入にもつながる頼れる存在。 タガヤスンジャーのメンバーと定期的に軽トラ市を開催。新鮮な野菜果物と元気な笑顔に、ファンが急増中?!
もっと美味しく!食財メモ

せとかの持ち味は、なんといってもこのジューシー感。外皮が薄いため、手の平に乗せると「ずっしり」とした重さを感じ、果汁が充満している印象です。
皮は手で容易に剥くことができ、さらに極薄のじょうのう(果肉を包んでいる袋)はそのまま食べてもオブラートのように口の中で溶けていくようです。
「柑橘の王様」の名に相応しい風貌は、この時期のギフトに最適です。
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