新着食財情報

山崎農園 ハウスレモン

TEL:090-5147-6858

「青いレモンの双海町」復活を目指す、農業技術の匠。

国産レモンの価値とは?「美味しい」を実感して欲しい。

夕陽の美しさで全国的に有名な愛媛県の双海町。その海を見渡すような山手にあるのが、山崎さんのハウスです。
標高300メートル。傾斜も大きなこの地でのハウス栽培は、作業の難しさと引き換えに圧倒的な美味しさのハウスみかんを作り出すことに成功しました。夏の高温期に収穫するハウスみかんは、高冷地で夜温が低下することによって、食味・着色だけでなく糖の乗りも抜群に良くなります。現在も40aを越すハウスみかん栽培を続けている山崎さんがその技術をもって新しく挑戦したのが「ハウスレモン」の栽培です。
もともと双海町は「青いレモンの双海町」として知られた産地でした。しかし輸入自由化による価格の下落で大打撃を受け、さらには一部の粗悪品のおかげで「国産レモンには果汁がない」との評を得ることとなり、一気に衰退してしまいました。
「今よりもっと美味しいレモンを作る方法があるはず」「この地で美味しいレモンを復活させたい」
その願いはさらに発展し、「安心して食べてもらえるレモンを作りたい」という思いから、なんと天敵を利用した「化学農薬を使わないレモン栽培」を成功させることとなったのです。

技術あるものが、地域の若手を育てるという責任。

農協の指導員をしていた山崎さんが本格的に就農したのは30年前。施設栽培の中でも難しいといわれるハウスみかん栽培を成功させた後、自らのハウスを試験地としてさらに様々な技術を研究し続けています。
重油高騰と戦うためのハウスみかんの収量アップ技術や、ハウス改造法などの環境作り、また高品質化のための栽培技術の研究を重ねる中、土作りから水や温度の管理はもちろん、肥培や剪定などの管理を高いレベルで維持する方法を地域の農業者たちに伝授する農業塾「夢遊館」を8年前から主宰し、数多くの勉強会を開催。後継者の育成にも努めています。

「ハウスみかんの産地は、生産者の高齢化・燃料の高騰・長年の価格低迷でどんどん縮小されよるんよ。」
伊予市は愛媛のハウスみかん栽培発祥の地とも言われます。今こそ、この地でこそ、高度な栽培技術の伝承が必要とされているということを実感している山崎さん。全国で42名しかいない「農業技術の匠」に、農林水産省により選定されています。

ダニを食べるダニ?!天敵利用の次は、更なる新挑戦!

「化学合成農薬を使わないで、皮まで安心して食べられるレモンを作りたい。」そう考えた山崎さんは、天敵利用によるレモンの無化学農薬栽培に成功しました。生物農薬として登録されているので無農薬とは謳えませんが、レモンの施設栽培ではおそらく全国初の快挙です。
ハウスレモン栽培はミカンハダニやチャノホコリ、アザミウマなどによる病害虫が大きな問題でした。そこで、これらの害虫を食べる虫、いわゆる天敵に病害虫を駆除させるのですが、ただ天敵をふり撒けばよい、といわけではありませんでした。試行錯誤の末、コーヒーフィルターの中に天敵とともにビール酵母や三温糖などのエサを入れ「飼育」。やがて成虫となった天敵たちが葉を伝って害虫を退治する、という方法で、ほぼ全ての病害を防げたのだそうです。
全ては自分で試してみる。何度も挑戦して成功事例を導く。それを次の世代へ繋ぐステップにしてほしいと願う山崎さん。長年のハウスみかん栽培で得たノウハウを活かして、現在は「グレープフルーツ」の栽培に取り組んでいます。レモンの花付けのための加温をしながら、同時にグレープフルーツの減酸を進めるという合理的で省エネ発想の手法。山崎さんを慕って集まる次世代の生産者とともに、産地化を目指しています。

 

オランダから輸入しているという病害ダニを食べるダニ、「スワルスキーカブリダニ」。わずか0.3ミリの小さなヒーロー達が悪い虫を退治します。山崎さんはこのヒーロー達が快適にハウス内に住みついてくれるよう様々な努力をする。なんだかとても壮大で、ワクワクするようなお話でした。今シーズン大活躍した天敵ダニたち。残念ながら寒さに弱く、この冬の記録的な大雪でおそらく死んでしまったのではないか、とのこと。まだ他の害虫への効果も試したいので、もう一度育てます!とおっしゃっていました。
これまで行政などとのタッグで数多くの現地試験を繰り返してきた山崎さん。栽培技術だけでなく施設の改善法など、その知識は試験場以上。このハウスから出て行く情報の方が多いとも言われています。
自身が背負う役割の重さを理解しながらも、農業を楽しみ、そしてそれを伝えることも楽しんでいらっしゃる様子は、どれほど若手の励みになるかわかりません。まさに地域の宝だと言えます。

これこそが救世主。レモンの敵を退治してくれるお利口なダニが2万5千匹入ってます! ベッドの中ですくすく育つ救世主たち。こうした独自の方法を次々とあみ出す匠。 ハウス内では珍しい「高畝」。大胆な規模で土を盛り、水はけの良い環境を作っています。
もっと美味しく!食財メモ

もともと「国産レモン」は低農薬であることは知られていますが、化学農薬を使わないという例はないでしょう。安全性が格段にアップしていることは間違いありません。
皮ごと使っても安心な上、ハウス栽培ゆえ圧倒的に果実が美しい!惚れ惚れするほどの美しさです。絞っても絞っても溢れる果汁にも驚き。
夏場は高値にもかかわらず、注文が殺到するという逸品です。香りの良さを画像でお届けできないのが残念!
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