新着食財情報

株式会社百姓百品村 乙女ねぎ

TEL:0894-72-0177 FAX:0894-69-2340
メールアドレス:info100pin●ma.pikara.ne.jp ※●を@に置き換えて送信してください。

「こんにちは!ねぎ娘です♪」ひたむきな思いで野村を元気にする乙女。

「ねぎ娘」の正体は、ねぎと故郷を愛してやまない「乙女な」営業課長でした!

「百姓百品株式会社」は、社長の和気数男氏が地元の有志と立ち上げた「朝市」から育てあげた農業生産法人です。
500名を越す直売所の会員農家からの出荷品で、県内に持つ何店かの産直ショップは賑わいを見せていますが、端境期の商品調達が問題となっていました。そこで自ら白菜や青ねぎの栽培に乗り出したことで、平成20年に「株式会社百姓百品村」が新たに誕生しました。
この新会社で青ねぎの栽培を担当し、営業もこなすのが「ねぎ娘」こと、三瀬営業課長。岡山での事務職を経て、2年前にUターンしてきた26歳の「乙女」です。
「高校、大学と酪農の勉強をしていたので農業には抵抗無かったんですけど、でも、まさか田舎で農業の仕事に就けるとは思ってなかったんです。」
四国カルストを有する西予市野村町。酪農が盛んだったこの町でも、高齢化・過疎化は深刻で、一戸あたりの耕地面積が比較的少ないこの地では、農業そのものが衰退していく兆しが見えていました。
「せっかく地元へ帰って働くんだから、何か地域に貢献できる仕事がしたいと思っていたんです。」

ルーキーは金髪?!「農業がしたい!」と若者が集まる会社。

しかし、学生時代は酪農が専門だった三瀬さんも、「野菜作り」については素人同然でした。手探り状態の中、種苗会社からの指導を受けたり、地元のベテラン生産者に教えを請うなどして、なんとか青ねぎ栽培を軌道に乗せようと奮闘し、現在は4.5haに作付けしています。
ただ、素人同然だったのは彼女だけではありません。
現在、中心になって働く男性社員は、高校を卒業したばかりの18歳~25歳と驚きの若さ。三瀬さんと同じく、農業に興味があり、「農業を仕事にしたい」という思いを持って集まった若者たちです。
町内に点在する遊休地を精力的に開墾し、播種作業を進めている彼らは、それぞれ地元高校でサッカー部やラグビー部の主将を務めたほどの逸材揃いで、中には国体出場クラスの選手も。これまでの厳しい練習に比べれば、炎天下での農作業など朝飯前、と言ったところでしょうか。
礼儀正しく、仲間とのつながりを大切にする彼らの空気は、どこか「仲の良いサークル活動」といった感じも。

情報共有の重要性。失敗を恐れず、コツコツと経験を積み上げていく。

もちろん、まだ未熟で経験のない人ばかりで進める農業は苦労の連続です。
例えば、野菜についた虫が何の害虫がわからず、持ち帰ってみんなに見せる。まずそれが何かを調べることからのスタートです。また、丹精こめて育てた野菜が、病気や積雪で全滅してしまった年には、「農業が抱えるリスク」に恐怖を感じて落ち込んでしまったこともあるとか。
彼らをまとめる若松部長は、自身も異業種からの参入者。「何かトラブルが起こった時は、みんなで知恵を出し合い、みんなで悩むことが大事なプロセス」と話します。「一人で悩まないことが、結果的に全体のレベルを上げる」と考え、社員それぞれが担当する圃場の状態を事務所の壁一面に掲示。どんな防除をしたか、灌水はどの程度か、など、誰が見ても一目でわかるようにしています。普通は農業者一人の頭の中にあることを、こと細かく「共有」することで、より多くの経験となるからだとか。
「会社も技術も、まだまだヒヨっ子。でも、若さと農業で地域を元気にするために、今はみんなで頑張るだけです。」
日々の「ピンチ」を「ヒント」に変えながら、ねぎ娘は今日も笑顔です。

彼女に出会った場所が、鶯の声がこだまする山あいのねぎ畑ではなくて、どこか街のカフェだったとしたら、まさか農業に従事しているだなんて想像できなかったでしょう。
休日には何をしているの?と訊ねると、「友達とドライブです」という、本当にごくごく普通の女の子。「農業が大好き」「自分たちが地域を元気にしたい」という強い使命感とのギャップに、嬉しい驚きを感じました。
若い人材を集めて一歩一歩成長することのメリットは、なかなかすぐに目に見えるものではありません。自然を相手に働くということは、「昨日と同じ仕事はない」ことを意味し、何十年もキャリアを積んだベテランでさえ苦労が絶えないもの。それでも、彼らのチャレンジを地元の生産者たちに見せることで、何かが変わり、何かが生まれる。少しづつ産地が活性化していくきっかけになることは間違いありません。百姓百品村の声が、少しでも多くの人々に届くことを願っています。

三瀬さんデザインのロゴは、ねぎへの愛が溢れて。シュシュが可愛いうしろ姿は、どこにでもいる普通の女の子です。 しっかりと活着する良い苗を作ることが大切。自動で土面に穴を開け、苗を落として進む「苗植機」も活躍しています。 ねぎをきれいに洗って箱詰めする作業。カット野菜用に県外への出荷が増えており、こうした雇用も新たに生まれています。
もっと美味しく!食財メモ

歴史ある「乙亥大相撲」が開催される「乙亥の里」に地元野菜や加工品の直売所「百姓百品」があります。多くのお客様でにぎわう売り場には、会員農家の野菜とともに、この「乙女ねぎ」も並んでいます。
周年出荷が可能なものとして「青ねぎ」が選ばれましたが、用途も多く、県内外から加工用などへの問い合わせも増えています。にがりやぼかし系肥料を使うことで、香りが強く甘みがあると評判の「乙女ねぎ」。のどかな野村町から毎日、全国へ旅立っています。
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